猫のモフモフした毛並みや愛らしい瞳に出会った瞬間、これは運命だ! 猫を愛する人なら経験があるかもしれませんね。
すぐにでも連れて帰りたくなる気持ちはよくわかります。あなたが初めて猫を迎えるならクリアしなければならない条件が3つあります。
幸せな猫生を送ってもらうためにぜひ最後まで読んでくださいね。
猫を迎える環境
猫アレルギー
猫といると、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状はありませんか。
猫の寿命は平均15年くらいといわれています。長いお付き合いになりますので、アレルギーの心配がないことが前提です。 一緒に暮らしてから症状が出ることもありますのでアレルギー検査をおすすめします。
猫を飼える住宅
ペットの飼育ができる賃貸住宅でも、ペットの種類や頭数を制限していることがあります。飼育条件や申請方法など、あとでトラブルにならないように確認しておきましょう。
経済的な負担
日常で必要なもの
猫を迎える環境が整ったら身の回りのものをそろえます。病院に連れていくときはキャリーバッグが必要ですので早めに用意して慣れさせておきましょう。
キャットフードは、手軽に購入できるものからプレミアムフードまで数多くあります。パッケージのデザインなど好みで選ばずに、良質で栄養バランスのとれたものを選びましょう。
少量のパウチやサンプルを取り寄せたり、病院に相談してその子に合うものをいくつか選んでもらうのも良いですね。
猫砂は、水に流せるものや燃えるゴミとして捨てるものなどいろいろな種類があります。おしっこの色や血尿などが混じっても確認しやすい白い猫砂がおすすめです。
日常的に必要になるものは、ある程度の予想がつきますね。
病気や怪我の備え
生後2~3か月を目安に1回目のワクチンを接種しますので、そのあとは獣医さんと相談して適切な時期に接種します。
ワクチンを接種するタイミングで健康チェックを受けておくと安心ですね。
猫は具合が悪くても隠そうとしますので、食欲がなかったり元気がないときは様子をみて病気のサインを見逃さないようにしましょう。
定期的に健康診断を受けて大きな病気を未然に防ぐことも大切です。
治療費は実費ですので高額になる場合もあります。クレジットカードを使える病院もありますので事前に確認してみましょう。
怪我や病気に備えてペット保険を検討しても良いですね。
留守中の用意
猫は、飼い主の留守中に思いもよらない行動をすることがあります。
キッチンの台や家具などに飛び乗って、置いてあるものを落としてしまうことも珍しくないでしょう。お風呂場やトイレのドアも閉めて立ち入らないようにしましょう。
大好きな紐やコード、シャカシャカ音がするレジ袋など、事故につながる可能性があるものは片付けておきます。
慣れると一日くらいの留守番はできるようになりますので、帰宅したら短い時間でもしっかり遊んであげましょう。食事の量や、おしっこ・うんちの状態も確認して留守中に変わったことがなかったか様子をみてくださいね。
何日くらい留守番ができますか?
成猫になると1泊2日くらいは大丈夫だと言われていますが、猫だけの留守番は2日間が限度だと思っています。
充分な量のフードや、新鮮な水が飲めるようにしておき、衛生状態が悪くならないように注意します。自動でフードが出てくる給餌器や給水器を使っても良いですね。
見守りカメラを設置して留守中の様子を確認したり、外出先からエアコンの温度調整ができれば熱中症の予防もできます。 工夫しだいで快適な環境にできますので、無理のない範囲で用意しましょう。
長く留守にするとき
・家族や友人に来てもらう
・ペットシッターに来てもらう
・動物病院に預ける
・ペットホテルに預ける
家族や友人にお世話を頼むことができれば安心ですが、近くに誰もいなければ預けることも考えましょう。飼い主の病気や事故など、やむを得ず留守にしなければならないことがあるかもしれません。
ペットホテルや、動物病院で預かってくれるところもありますので、かかりつけの病院に相談しても良いですね。
あとがき
猫を迎える準備は、ファミリー世帯も一人暮らしの人も同じです。
生活環境を整えることや経済的な負担、そしてどんなときも寄り添って守ること。
愛情だけでは解決できないこともあります。
飼い主さんだけが頼りですから、幸せな猫生を送れるように大切にしてあげてくださいね。